概要

3 分読む 最終更新日 2021年07月16日

アップタイムを確実に最大化してエンタープライズレベルの実装にも対応できるようにするために、Dispatcher Phoenixは次のようなエンタープライズ向けの重要な機能を提供します。

  • フェールオーバー - プライマリサーバーが故障した場合に使用されるフェールオーバーサーバーにより、アップタイムが確実に最大化されます。クラスターのいずれかのサーバーで障害が発生すると、フェールオーバーシステムとしてライセンスが交付されているクラスターの別のサーバーにリソースがリダイレクトされ、ワークフローが再分配されます。すべてのフェールオーバーシステムは30日間プライマリとして機能することができます。30日間を過ぎると、プライマリとして機能していたフェールオーバーは機能を停止します(ライセンスが交付されているプライマリサーバーが使用できない場合)。プライマリサーバーが完全にオフラインになり、以降もフェールオーバーシステムをプライマリサーバーとして使用し続ける必要がある場合は、手動でのライセンス移行によってプライマリライセンスをフェールオーバーサーバーに移行する必要があります。

  • ロードバランシング - デバイスの大規模な実装において、要求を複数のサーバーに分配するにはロードバランシングが最適です。Dispatcher Phoenixでは、複数のプライマリを結合して自動ロードバランシングを実現することができます。それにより、負荷やユーザー指定のしきい値に基づいてプライマリ間でジョブが移動するようになります。

  • OCRオフローディング - 処理時間を短縮するために処理負荷が高いタスクを他のサーバーにオフロードできます。Dispatcher Phoenixは、複合機接続、モバイル接続、Web接続 、およびワークフロー処理 をオフロードするように設定できます。

  • ワークフロー共有 - 詳細な共有制御機能により特定のユーザーまたはユーザーグループにワークフローを割り当てることができます。

  • ワークフロー制御 - 管理者は、システムにDispatcher Phoenixをインストールすることなくワークフローを実行、停止、および一時停止することができます。

  • ダッシュボード - グラフィカルオンラインダッシュボードによりサーバー/ユーザーのアクティビティに関する簡易スナップショットが提供されます。

これらの機能は、Dispatcher Phoenix Webアプリケーションを介して使用できます。

要件

DP Webは、次のような、すべてのHTML5対応ブラウザーでサポートされます。

  • Chrome

  • Firefox

  • Internet Explorer 10 またはそれ以降

  • Microsoft Edge

  • Safari for Mac