検証ツールの使用

9 分読む 最終更新日 2023年01月11日

検証へのアクセス

DP Webの検証アプリケーションを使用してドキュメントの品質を確認するには、以下の操作を行います。

  1. Dispatcher Phoenix Webにログインします (Dispatcher Phoenix クライアントアプリケーションにログインするときに使用したものと同じ資格情報を使用)。

  2. 次の図のように、 [検証] カードを選択します。

    [検証]ページが表示され、送信されたバッチの宛先である検証ワークフローがページの左側にすべてリストされます。

  3. ワークフローを選択して、その特定のワークフローに向けて送信されたバッチのリストを表示します。

  4. バッチを選択して、そのバッチに含まれるドキュメントの検証を開始します。バッチに含まれる最初のドキュメントの先頭ページがプレビュー領域に表示されます。例については、次の図を参照してください。

この表示は、それぞれの作業環境に最も適合するようにカスタマイズできます。たとえば、ワークフロー/バッチリストパネルのサイズを変更したり、ワークフロー/バッチリスト領域の横にある矢印をクリックして、バッチリストを非表示にしてプレビュー領域のみを表示したりできます。

ドキュメントの検証

ドキュメントを検証するには、以下の手順を実行します。

バッチのロック

ドキュメントの検証を開始する前に、 [バッチの開始] ボタンを最初に選択する必要があります。これにより、他のユーザーが同じバッチを開いたり、検証したりするのを防止できます。

ドキュメントの検証が完了したら、 [バッチの停止] ボタンを選択して、そのバッチに対する排他ロックをリリースします。

「検証済み」としてドキュメントを保存

  • 保存 - 検証処理を通じて、ドキュメントをいつでも「検証済み」として保存できます。これを行うには、ツールバーの [保存] ボタンを選択するか、 CTRL + S キーを押します。ドキュメントはVerificationキューに残ります。

  • 保存して移動 - (ドキュメントまたはバッチをDispatcher Phoenixに送信しないで)ドキュメントを「検証済み」として保存して、バッチの別のドキュメントに移動するには、 [保存して移動] ボタンを選択するか、 CTRL + Enter キーを押します。ドキュメントはVerificationキューに残ります。

ドキュメントのリリース

  • リリース - [リリース] ボタンを選択するか、 CTRL + 9 キーを押すと、バッチ全体ではなく、現在のドキュメントをリリースできます。現在のドキュメントはVerificationキューを離れて、後続処理、ルーティング、および保管のためにDispatcher Phoenixワークフローに送信されます。

  • すべてをリリース - バッチのすべてのドキュメントを検証したら、 [すべてをリリース] ボタンを選択するか、 F9 キーを押すことができます。バッチのすべてのドキュメントはVerificationキューを離れて、後続処理、ルーティング、および保管のためにDispatcher Phoenixワークフローに送信されます。

ドキュメントの拒否

  • 拒否 - バッチのドキュメントを拒否する必要がある場合は、 [拒否] ボタンを選択するか、 CTRL + Delete キーを押すことができます。ドキュメントはVerificationキューを離れて、(検証ノードの [いいえ] 遷移によって)Dispatcher Phoenixワークフローに送り返されます。

ドキュメント/バッチの削除

  • ドキュメントの削除 - [ドキュメントの削除] ボタンを選択すると、バッチからドキュメントを完全に削除できます。ドキュメントはVerificationキューを離れます。このドキュメントはDispatcher Phoenixには送信されません。

  • バッチの削除 - [バッチの削除] ボタンを選択すると、Verificationキューからバッチを完全に削除できます。バッチはVerificationキューを離れます。このバッチはDispatcher Phoenixには送信されません。

ページとドキュメントを移動する

ページやドキュメント間を移動するには、検証ページのツールバーボタン、またはキーボードショートカットを使用できます。

  • バッチの最初のドキュメントに移動するには、ツールバーの [最初のドキュメント] ボタンを選択するか、 CTRL + M キーを押します。
  • バッチの前のドキュメントに移動するには、ツールバーの [前のドキュメント] ボタンを選択するか、 CTRL + , キーを押します。
  • バッチの次のドキュメントに移動するには、ツールバーの [次のドキュメント] ボタンを選択するか、 CTRL + . キーを押します。
  • バッチの最後のドキュメントに移動するには、ツールバーの [最後のドキュメント] ボタンを選択します。

検証ツールバーのナビゲーションボタンについては、次のスクリーンショットを参照してください。

ドキュメントビューアーのツールバーは、ドキュメントのページ移動に使用するコントロールも備えています。

矢印のコントロール を使用すると、選択したドキュメントのさまざまなページに移動できます。表示されるフィールドにページ番号を入力して Enter キーを押すことで、ドキュメントの特定のページに移動することもできます。

以下に示すショートカットキーも利用できます。

  • 最初のページに移動: CTRL + ↑
  • 前のページに移動: CTRL + ←
  • 次のページに移動: CTRL + →
  • 最後のページに移動: CTRL + ↓

その他のメニューオプション

ツールバーにある垂直の3つのドットを使用すると、以下に示すその他のメニューオプションにアクセスできます。

  • 現在のドキュメントを保存 - 現在のドキュメントの状態を「検証済み」として保存します。
  • 保存して次のドキュメントに移動 - 現在のドキュメントの状態を「検証済み」として保存し、キューの次のドキュメントを表示します。
  • 現在のドキュメントをリリース - Verificationキューから現在のドキュメントをリリースします。
  • すべての保存されたドキュメントをリリース - 保存されたドキュメントをVerificationキューからすべてリリースします。
  • 現在のドキュメントを削除 - 現在のドキュメントを削除します。
  • 現在のバッチを削除 - 現在のバッチを削除します。
  • すべてのツールバーとパネルの表示/非表示 - [検証]ページの外観を切り替えます。
  • 設定 - ツールバーとレイアウトのオプションを指定します
  • ショートカットキー - ドキュメントの検証時に使用できるショートカットキーをすべて表示します。
  • Dispatcher Phoenixについて… - [検証]アプリケーションのバージョン情報を表示します。

ドキュメントビューアー

ドキュメントビューアー領域には、検証しているバッチの現在のドキュメントが表示されます。必要に応じてドキュメントビューアーの幅を調整できます。ドキュメントビューアーを新しいブラウザーページに移動し、このページをセカンダリーモニターにドラッグアンドドロップすることもできます。

ドキュメントビューアーは、ナビゲーションとズームコントロールを可能にするツールバーを備えています。

  • 矢印のコントロール - 選択したドキュメントのさまざまなページに移動できます。または、表示されるフィールドにページ番号を入力してEnterキーを押すと、ドキュメントの特定のページに移動できます。

  • ダウンロード - 現在のドキュメントをダウンロードしてネイティブビューアーで表示します。このオプションは、Dispatcher Phoenixワークフローの検証処理ノードを設定するときに非表示にできます。

  • ズーム100% - 現在のドキュメントの表示を100%に拡大します。

  • 幅に合わせる - [プレビュー]領域のドキュメントの幅に合わせます。

  • ページ全体を収める - [プレビュー]領域でドキュメントのページ全体を収めます。

  • 虫眼鏡 - [プレビュー]領域のドキュメントを拡大/縮小します。 ドキュメントビューアーを新しいブラウザーに移動し、必要に応じてそのブラウザーをセカンダリーモニターにドラッグアンドドロップすることもできます。

  • 新しいブラウザーで開く - 新しいブラウザーページで[プレビュー]領域を表示し、そのページをセカンダリーモニターにドラッグして効率的に表示できます。

設定

ツールバーにある垂直の3つのドットボタンでアクセスする[設定]ポップアップには、ツールバーとレイアウトのオプションリストが表示されます。このオプションを選択して[検証]ページの外観をカスタマイズできます。

表示する各種のボタンや特定のレイアウトオプションを選択したら、 [X] ボタンをクリックしてポップアップウィンドウを閉じます。または、 [リセット] ボタンを選択して既定の設定に戻します。

ツールバーのオプション

次のボックスをチェックできます。

  • 最初のドキュメントを表示 - [最初のドキュメント]ボタンをツールバーに表示します。
  • 前のドキュメントを表示 - [前のドキュメント]ボタンをツールバーに表示します。
  • 次のドキュメントを表示 - [次のドキュメント]ボタンをツールバーに表示しす。
  • 最後のドキュメントを表示 - [最後のドキュメント]ボタンをツールバーに表示します。
  • 拒否を表示 - [拒否]ボタンをツールバーに表示します。
  • 保存を表示 - [保存]ボタンをツールバーに表示します。
  • 保存して次へを表示 - [保存して移動]ボタンをツールバーに表示します。
  • リリースを表示 - [リリース]ボタンをツールバーに表示します。
  • すべてをリリースを表示 - [すべてをリリース]ボタンをツールバーに表示します。
  • ドキュメントの削除を表示 - [ドキュメントの削除]ボタンをツールバーに表示します。
  • バッチの削除を表示 - [バッチの削除]ボタンをツールバーに表示します。
  • アプリケーション名を表示 - ページの左上に「検証」が表示されます。

レイアウトのオプション

次のボックスをチェックすることで、[検証]ページのレイアウトをカスタマイズすることもできます。

  • ワークフロー/バッチを非表示- [検証]ページの左側からバッチ/ワークフローのリストを削除します。
  • ステータスバーを非表示 - [検証]ページの下部からステータスバーを削除します。このステータスバーには、ワークフローの名前、選択したバッチの名前、現在表示しているドキュメントとページのほか、ドキュメント名とファイルサイズが表示されます。
  • コンパクトツールバー - ツールバーの外観を縮小します。
  • ドキュメントビューアーの幅を維持する - ドキュメントビューアーの幅に加えた変更が保存され、次回、検証アプリケーションでバッチを選択するときも維持されます。