強調/取り消し線
強調/取り消し線の処理は、重要な情報を強調したり、情報を取り消したりする(削除対象にする)ときに使用します。このノードでは、検索して強調したり取り消し線を引いたりする対象の文字列を入力し、強調または取り消し線を適用する範囲または頻度を指定します。複数の検索語句を指定できます。この処理は、TIF/TIFF、PNG、JPG/JPEG、BMP、およびPDFファイルで機能します。GIFファイルもこのノードで処理できますが、出力精度にばらつきが出ることがあります。
入力ドキュメントの最大許容サイズはA0(33.1インチx46.8インチ)で、最大解像度は2,400 dpiです。これらの上限を超える画像は処理されません。また、ワードプロセッサー形式(.docと.rtf)は、高さと幅の上限が22インチです。
注: このノードの一部の機能は、Microsoft.NET Framework 3.5がないと正しく動作しないことがあります。Microsoft.NET Framework 3.5をWindows Updateからインストールするか、MicrosoftのWebサイトからダウンロードしてください。
注: このノードには、OmniPage OCR エンジン が含まれています。
[強調/取り消し線のノード]ウィンドウを開くには、強調/取り消し線の処理ノードを追加し、このノードをダブルクリックします。
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ワークフローに複数の処理がある場合、[有効] チェックボックスをオンにします。オフにすると、この処理は無視されます。ドキュメントは、あたかもノードが存在しないかのように通過します。無効になっているノードは論理条件やエラー条件をチェックしないことに注意してください。
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[ノード名] フィールドに強調/取り消し線ノードに付けるわかりやすい名前を入力します。
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[説明] フィールドに強調/取り消し線ノードの説明を入力します。これは必須ではありませんが、複数の処理を互いに区別するのに役立ちます。説明が長い場合、このフィールドにマウスを合わせるとその内容全体を読むことができます。
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[複合機パネルでの編集の有効化] チェックボックスをオンにすると、ユーザーが複合機パネルで強調/取り消し線ノードをカスタマイズできるようになります。
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[出力ファイルのフォーマット] 領域で、希望する出力形式(PDFまたはXPS)を選択できます。
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出力ファイルをさらに定義するには、以下の いずれか の操作を行います。
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[PDFの最適化方法] ドロップダウンリストから選択して、サイズ、画質、またはさまざまなPDFバージョンを基準に最適化します。
または
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[PDF/A] ラジオボタンをオンにして、アーカイブ用に最適化します。この場合、PDF/A互換の出力ファイルが作成されます。PDF/Aとは、電子ドキュメントの長期保存のための標準規格で、ファイルがコンピューター環境にかかわらずまったく同様に表示され、年月を経ても可読性を維持することを保証します。
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OCR設定を構成してOCR処理の精度や速度を調整するには、[詳細設定] ボタンをクリックします。
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[強調/取り消し線の検索オプション] 領域で、検索して強調や取り消し線を適用する対象の単語、テキスト文字列、または語句を入力できます。この領域を使用すると、検索テキスト文字列、単語、または語句をいくつでも必要なだけ指定できます。このノードを保存するには、検索アイテムを少なくとも1つは指定する必要があります。 詳細は、次のセクションを参照してください。
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強調と取り消し線の定義を保存するには、[保存] ボタンを選択します。 [ヘルプ] ボタンを選択してオンラインヘルプにアクセスすることもできます。また、 [キャンセル] ボタンを選択して、変更を保存せずにウィンドウを終了することもできます。
強調/取り消し線の適用対象の検索
強調または取り消し線を適用するテキストを検索するには、以下の操作を行います。
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[検索対象] 列にある空のフィールドに、適切なテキストまたはテキストのブロック(最大256字まで)を入力します。Microsoftショートカットキー( [Ctrl + C]、 [Ctrl + X]、 [Ctrl + V] )を使用してテキストの切り取り、コピー、貼り付けができます。または、次の図のように、フィールドを右クリックして、表示されるコンテキストメニューから選択することもできます。
注: テキストマッチングは複数行にまたがっては実行されません。検索語句に改行が含まれている場合は、必ず[あいまい一致]オプションを有効にしてください。
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検索するテキストを入力したら、フィードの下のチェックボックスを使用して、希望する他の任意のオプションを選択します。
オプション 説明 例 [大文字と小文字を 区別] 検索して強調/取り消し線を適用するときに大文字/小文字を区別する場合は、このチェックボックスをオンにします。このオプションを有効にすると、入力した単語や語句と大文字/小文字の区別も含めてマッチする単語や語句に強調/取り消し線が適用されます。 たとえば、「MR.JONES」を検索対象として、このオプションを有効にした場合、処理後のドキュメントで「Mr. Jones」は強調も取り消し線も適用されません。 [単語単位] 指定した文字列が単に 含まれている だけの単語ではなく、完全に一致する単語だけを検索して強調/取り消し線を適用するには、このチェックボックスをオンにします。 「boat」を検索対象として、このオプションを「無効」にした場合、「boathouse」や「sailboat」は部分的に強調されるか、取り消し線が適用されます。 [あいまい一致] 入力した文字列と一致するか、ほぼ一致する単語やテキスト文字列を検索して強調/取り消し線を適用するには、このチェックボックスをオンにします。このオプションは、OCRの誤りを補正するために用意されています。 「Turtle」を検索対象として、このオプションを有効にした場合、ドキュメント内の「Hurtle」という単語も強調されるか、取り消し線が適用されます。 -
[検索]フィールドの横のドロップダウンリストで、指定したテキストに強調または取り消し線を適用するかどうかを選択します。
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横のドロップダウンリストで、検索して強調または取り消し線を適用する範囲を指定します。オプションは次のとおりです。
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[すべてのページ] - すべてのページで見つかったテキストに強調または取り消し線を適用します。
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[すべての偶数ページ] - 偶数ページで見つかったテキストに強調または取り消し線を適用します。
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[すべての奇数ページ] - 奇数ページで見つかったテキストに強調または取り消し線を適用します。
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[最初のページ] - 最初のページで見つかったテキストだけに強調または取り消し線を適用します。
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[最後のページ] - 最後のページで見つかったテキストだけに強調または取り消し線を適用します。
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[独自のページ範囲を定義] - テキストに強調または取り消し線を適用するページ範囲を任意に定義します。このオプションを選択すると、ドロップダウンリストの下に空のフィールドが表示されます。そのフィールドにページ範囲を入力できます。次の操作を行います。
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ドキュメントの先頭から数えたページ範囲を指定するには、カンマ記号またはダッシュ記号(あるいはその両方)を使用します。たとえば、「1, 2, 5-7」と入力すると、1、2、5、6、7ページのテキストが強調されます。
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ページ範囲内の特定の並びを指定するには、カッコを使用します。たとえば、「1-10(3)」と入力すると、1~10ページまで2ページおきにテキストに取り消し線が引かれます。
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最後のページを指定するには、「end」を使用します。たとえば、「end(-5) - end」と入力すると、20ページあるドキュメントの15~20ページ目のテキストが強調されます。
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検索して強調または取り消し線を適用するテキスト文字列、語句、または単語をいくつでも必要なだけ入力します。[+]記号をクリックすると、空の[検索対象]行がノードに追加されます。 記号をクリックすると、[検索対象]行が(空でも入力済みでも)ノードから削除されます。さまざまな検索オプションの例については、次の図を参照してください。
注: このノードでは、[検索対象]行フィールドを空のままにしておくことができません。[+]記号をクリックして[検索対象]行を作成した後でノードを保存するためには、フィールドにテキストを入力する必要があります。
検索して強調/取り消し線の例
- 1つの単語または語句を強調するには、次の図のように1つの[検索対象]行にテキストを入力します。
元のドキュメント
強調されたドキュメント
- 複数の単語を強調するには、単語ごとに別々の[検索対象]行を使用します。たとえば、 「Father」 と 「Turtle」 という2つの単語を強調するには、次の図のように、それぞれの単語を個別に2つの行に入力します。
元のドキュメント
強調された出力
- テキストのブロックに取り消し線を引くには、テキストをコピーして[検索対象]フィールドに貼り付けます(フィールドを右クリックすると表示されるコンテキストメニューを使用)。そのテキストのブロックがドキュメント内で見つかるたびに取り消し線が適用されます。
元のドキュメント
取り消し線が引かれた出力
- 特定のテキスト文字列またはそれに似た文字列を含む単語すべてに取り消し線を引く には、次の図のように [あいまい一致] オプションを使用します。
元のドキュメント
取り消し線が引かれた出力