パネルでの墨消し
Dispatcher Phoenixのユーザーは、ワークフロー内の墨消しノードの構成を、複合機コントロールパネルから直接編集できるようになりました。パネルで既存の墨消しノードに加えた変更は、Dispatcher Phoenixにも自動的に反映されます。
注: 墨消し機能は、ネイティブユーザーインターフェイスの複合機では使用できません。
作業の開始
墨消しの構成を複合機パネルで変更するには、以下の操作を行います。
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ワークフローを構成して、1つの複合機パネルノードと1つ以上の墨消しノードを挿入します。墨消しノードで [複合機パネルでの編集の有効化] オプションが有効になっていることを確認します。
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ワークフローが実行中であることを確認します。
Dispatcher Phoenixにログインして、実行中のワークフローにパネルでアクセスすると、次の図に示すようにワークフロー詳細画面が表示されます。
墨消しノードを表示または編集するには、目的の墨消しノードのアイコンをタップします。次の図のようなノード構成画面が表示されます。
この画面には、墨消しノードにすでに定義されている検索テキスト文字列が表示されます。同時に2つの検索文字列が表示されます。その他の検索文字列に移動するための上下矢印が用意されています。
この画面では、以下の操作を実行できます。
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[検索対象] の各フィールドに表示される検索テキストを編集します。
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[墨消し] ドロップダウンリストを使用して、それぞれの検索文字列の墨消しオプションを変更します。オプションは、Dispatcher Phoenixの墨消しノードのプロパティウィンドウにあるものと同じです。
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[単語単位] 、 [大文字と小文字を区別] 、 [あいまい一致] の各ボタンをタップすると、検索文字列ごとにこれらの設定を有効にできます。
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[出力形式] のボタン([PDF]または[XPS])を使用して、墨消しを適用したファイルの出力形式を変更します。
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各検索文字列に対してその他のアクションを実行するには、 操作 アイコンをタップします。
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[+] ボタンをタップして、墨消しノードに別の検索文字列を追加します。
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[高度な設定] ボタンをタップして、OCR処理の高度な設定を指定します。
操作ツールバーの使用
操作 アイコンをクリックすると、特定の検索文字列の操作ツールバーが表示されます。操作ツールバーには次の機能があります。
高度なOCR設定の指定
墨消し処理の精度や処理速度を向上させるために、OCRエンジンの既定の設定を変更できます。それには、 [詳細設定] ボタンを選択して[詳細設定]画面にアクセスします。
指定できる設定は次のとおりです。
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前処理
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OCR認識
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出力形式
複合機パネルに用意されている設定は、Dispatcher Phoenixの墨消しノードで使用できる高度なOCRの設定とほぼ同じです。
新しい検索文字列の追加
新しい検索文字列を墨消しノードに追加するには、 [+] ボタンをタップします。次の図のように、リストの末尾に空の入力フィールドが表示されます。
以下の操作を行います。
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新規ルールテキストフィールド に検索文字列を入力します。
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[墨消し] ドロップダウンリストを使用して、墨消しオプションを指定します。
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[単語単位] 、 [大文字と小文字を区別] 、 [あいまい一致] の各ボタンをタップして、検索対象を絞り込みます。
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[操作] バーを使用して、新しい検索文字列を移動したり、削除したりします。
変更内容の保存
変更が終了したら、 ワークフロー詳細 アイコンをタップします。次の確認メッセージ画面が表示されます。