メタデータのブラウズ

6 分読む 最終更新日 2024年07月31日

メタデータブラウザーからのメタデータ値の指定

ワークフロー内のドキュメントに関連付けられているメタデータを使用することを選択できます。ノード設定ウィンドウ内の [メタデータ] ボタンをクリックすると、次の図に示すようにメタデータブラウザーが表示され、利用可能なすべてのメタデータがメタデータの種類別に分類されて一覧表示されます。

値の指定

メタデータブラウザーでは、次の操作を実行できます。

  1. 目的のメタデータの横にある [+] 記号をクリックして、 リストを展開 します。たとえば、日付が必要な場合は、日付の横にある [+] 記号をクリックします。上の図のように展開可能なリストが表示されます。

  2. メタデータブラウザーから、メタデータキーを [メタデータ値] フィールドにドラッグアンドドロップできます。

  3. ウィンドウの右側にある空の[検索]フィールドに適切なテキスト文字列を入力して、 メタデータを検索 します。

Dispatcher PhoenixおよびDispatcher Stratusのメタデータ

Dispatcher Phoenixで生成され、Dispatcher Stratusによって収集されたメタデータキーは、Dispatcher Stratusワークフローで使用するため手動で編集する必要があります。Dispatcher Stratusから送信されるメタデータキーは、Dispatcher Phoenixで変更する必要はありません。

注: 現時点では、Dispatcher StratusとDispatcher Phoenixの間では、ファイルレベルとページレベルのメタデータのみが渡されます。

Dispatcher PhoenixとDispatcher Stratusの間でメタデータを共有する場合、一方のシステムで生成されたメタデータキーは、もう一方のシステムのメタデータブラウザー、または「メタデータ/ファイル」ノードで選択することはできません。たとえば、Phoenixワークフローに追加されると、「メタデータ/ファイル」ノードには、Stratusの「Dispatcher Phoenixに送信」ノードと「Dispatcher Phoenixから収集」ノードを除く、ワークフロー内のすべてのメタデータグループ(OCRメタデータグループなど)が一覧表示されます。ただし、どちらの場合も、メタデータグループを手動で選択します。

Dispatcher Phoenixで生成され、Dispatcher Stratusによって収集されたメタデータキーは、ワークフローで使用するためにDispatcher Stratusで手動で編集する必要があります。逆に、Dispatcher Stratus から送信されるメタデータキーは、Dispatcher Phoenixで変更する必要はありません。

Dispatcher Phoenixから収集されたメタデータキーについては、Stratusワークフローで使用する前に次の調整を行ってください。

  • Stratusワークフローのメタデータキーの前に「file:」というプレフィックスを付けます。
  • メタデータキーのコロン( : )をピリオド( . )に置き換えます。

たとえば、Dispatcher Phoenixワークフローに入力フォルダーノードが含まれているとします。Dispatcher Phoenixワークフローは、収集されたファイルの合計数を表すメタデータキー {input:total} を生成します。Stratusワークフローでそのデータにアクセスするには、メタデータキーを {file:input.total} に変更する必要があります。

ページレベルのメタデータ、フォーム処理や高度なOCRによって生成されるものなどの場合、メタデータキーの一部を角括弧と引用符で囲む必要があります。たとえば、Dispatcher Phoenixワークフローに"ProjectName"というゾーンを含む高度なOCRノードが含まれている場合、Dispatcher Phoenixワークフローはメタデータキー {ocr:zone.ProjectName} を追加します。Dispatcher Phoenixでページ番号でアクセスするには、ページ番号から “1” を引いた値をキーに追加し、ページ “1” の場合は{ocr:zone.ProjectName[0]} を追加します。Stratusでメタデータにアクセスするには、メタデータキーを次のように変更します: {file:ocr["zone.ProjectName"][0].value}

Dispatcher Phoenixによって生成されたメタデータキーの後半にピリオド( . )、コロン( : )、またはアンダースコア( _ )が含まれている場合は、キーの2番目の部分を角括弧と引用符で囲む必要があります。たとえば、変数名が “document_name” であるフィールドを持つインデックスフォームがDispatcher Phoenixでセットアップされている場合、Dispatcher Phoenixはメタデータキー {form:document_name} を生成します。Stratusの対応するメタデータキーを {file:form["document_name"]} に変更します。

注:

  • Dispatcher PhoenixとDispatcher Stratusの両方において、既知のメタデータキーを選択するためのユーザーフレンドリーオプションは、他のシステムによって生成されたメタデータを表示しません。

  • Dispatcher PhoenixとDispatcher Stratusの間でメタデータを共有する場合、一方のシステムで生成されたメタデータは、もう一方のシステムには表示されません。

    • Metadata to File node - メタデータ/ファイルノード - 生成されたデータをワークフローで使用するには、メタデータファイル形式フィールドで「カスタム」を選択し、カスタムLuaスクリプトを作成してメタデータをエクスポートします。
    • Metadata to File node - メタデータブラウザー - 生成されたデータをワークフローで使用するには、メタデータキーを、使用するフィールドに直接手動で入力します。たとえば、出力フォルダーノードでは、出力パスにメタデータキーを含めます。
      • たとえば、Phoenixワークフローに追加されると、メタデータ/ファイルノードには、次のStratusノードを除く、ワークフロー内のすべてのメタデータグループ(OCRメタデータグループなど)が一覧表示されます。